歯科医院において患者の待ち時間を減らして円滑な治療を提供したり、在籍し活躍している歯科医師の負担を軽減するには業務効率化が欠かせないため、効率化を実現すべく自動化から着手していきましょう。既に効率化されているものの最たる例は歯科レセコンでしょう。現在の歯科レセコンは紙で管理せずパソコン1つで管理できるようになりました。またクラウド型の歯科レセコン等では予約管理機能などがついているものも少なくありません。その為、従来の歯科医院では患者が来院した際、受付担当の方とやり取りをし、治療後には精算をするといったやり取りが行われますが、上記のようなクラウド型の歯科レセコンの機能を使用すれば受付担当を手配する必要が無くなる上に機器自体も小型なので院内をこれまでよりも広く使えるようになります。 しかも、自動化させられるのは受付に限らず予約や順番待ち、精算なども例外ではないため著しく院内の業務効率化に繋げられます。 このように従来はスタッフが担当していた業務を機器によって自動化させられる所がある一方、引き続きスタッフを配置して業務をしてもらう必要がある点に際してはスタッフの配置の仕方について今一度考えてみましょう。 1週間の中では多くの患者が来院される日がある一方で比較的患者数が少ない日も存在しているため、患者数が少ない日には出勤してもらう方も少なくして患者数が多い日には出勤するスタッフの人数も多くすると良いです。 そのため季節または天候、曜日などの条件を考慮しつつそれぞれの患者数を記録していけば配置すべき人数が明瞭化しやすくなります。

歯科を運営していくにあたり、考えなければならないことのひとつが「最新を知る」ということではないでしょうか。技術は常に進化しています。必ずしも最新を取り入れる必要はありませんが、最低限、最新はどのようなものかを知っておく必要があるでしょう。例えばデジタルインプラント治療。これは、歯が抜けた場合の治療として急速に需要が拡大していきました。従来の「歯を失ったら入歯にする」という概念を打ち破る形で台頭したのがインプラント治療だと言えます。インプラントは基本的に自由診療つまりは保険適用外となりますが、現在は先進医療として認められ、条件こそあれど保険適用も可能となってきています。先進医療というのは、厚生労働大臣が定める高度医療技術を用いた治療法や医療技術の事を指し、安全性や有効性など一定の基準を満た将来的には公的医療保険への適用が検討されている治療方法になります。生命保険には先進医療の保障を特約としてつけられるケースもありますから、該当するか確認してみても良いかもしれませんね。さて、ではどのようなケースがインプラントが保険適用の条件に該当されるのかという点に少し触れたいと思います。「腫瘍や顎骨骨髄炎などの病気や事故の外傷などによって、広範囲にわたり顎の骨を失ってしまった場合」「骨移植によって顎の骨が再建された状態」「医科の保険医療機関の主治医によって、先天性疾患(うまれつきの病気)であると診断され、顎の骨の１/３以上が連続して欠損している状態」「顎の骨の形成不全」のいずれかに当てはまり、ブリッジや入歯などの治療では回復が難しいと診断された場合にインプラント治療の保険適用となります。ただ、基本的には保険適用外となりますので、高度な歯科医療技術と外科的手術が必要でブリッジや入歯よりも高額となってくるのです。しかしながら、インプラント治療を選択する人は大変多くなっているのです。